中国の「金華火腿」、イタリアの「プロシュート」と並んで世界三大生ハムと称される生ハム(ハモン)に私たちレセルバイベリカは、強い情熱を持って30年余り、ここバルセロナのボケリア市場で向きあってきました。
良い生ハム(ハモン)を作るには、長い年月と細心の注意、そして伝統を守り全て手作業の高い技を持ち生ハム作りに情熱を注ぐハモン生産者が必要です。
ハモン生産者の高い技術と経験で管理されながら、生ハムは何年もかけて熟成されていきます。ゆっくりと熟成させることによって、ハモンの特徴である口に入れた瞬間に広がる深い味わいが、より一層深まっていきます。
しかしこれだけの工程と手間をかけても、本当に美味しいハモンは限られています。
熟成された生ハム(ハモン)の中から、純血の血統を持ったイベリコ豚を仕入れる為にガナデリア(牧場)とセカデロ(ハモン生産所)を必ず調べます。 さらにマタデロ(蓄殺場)をも指定します。
マタデロによって、生ハムの品質が変わるのかと不思議がられるかもしれませんが、現在世界で最も厳しいアメリカの衛生条件をクリアしているイベリコ豚の蓄殺場はスペインで私たちが利用する、2箇所しかありません。
施設に何度も足を運び、生ハム熟成状態や管理状態を厳しくチェックし、熟成されたハムの中から、さらに「外観」「手触り」「香り」を熟練の職人が調べ、本当に美味しい生ハム(ハモン)だけを提供する私たちの姿勢が、30年間守られ続けたボケリア市場での私たちの信用につながっています。